働きながらの子育てをサポートする 葛飾区保育ママ情報

これから保育ママになる人で、保育士資格が無い人は認定研修(講義40時間、演習48時間、実習20日間)を受けます。その講義の様子を取材してきました。
(2015年10月11日取材)
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9:26

認定研修
今年度は国の制度に移行したばかりの年ということもあり、対象は主に現在保育ママをやられている方が多いようでした。制度が変わった時期なので、各自治体で、今年度、新規で保育ママの募集は積極的に行われていないようです。参加人数も9名で、例年よりかなり少なめでした。その分アットホームな雰囲気でゆったり受講できる環境でした。
 
 
今回の講師は相模女子大学栄養科学部 健康栄養学科教授の堤ちはる先生です。 乳幼児の食生活についての講義で、保護者と保育者との具体的な会話シュミレーションを想定した問いかけが多く、実際の現場をイメージし、考えることができる流れが作られていました。
 
 
子どもの食事量が発達にどう影響してくるかを学び、同時に保護者が抱きやすい子どもの食事に関する不安(例えば、食べる量など)に対し、どう応じるか?を考えました。保育ママの現場では、受託児は基本的に低年齢のため、子どもとはあまり言葉でのコミュニケーションがとれません。保護者との会話、保護者への質問の具体例を上げ、どう子どもの状況を聞くかがポイントになってきそうでした。また、連絡ノートに記入される家庭での食事内容や時間帯をチェックすることも環境変化に早く気付き、受託児の家庭全体の生活リズムをサポートできる大切な要素の一つになりそうでした。
 
 
保育ママが見るのは子どもだけでなく、その子の両親、さらには祖父母の存在まで考慮し観察する広い視野が必要になるようです。食事は、ただその場の空腹を満たすものではなく、様々な環境、人が関係してくる奥の深いものであり、よく観察することが大切だと感じました。
 
 
離乳食の食べさせ方について、実際にスプーンを利用し、先生が具体的に説明してくれる場面もありました。食事のお世話は、なんとなく理解してできているつもりでも、改めて講義の中で見て聞くと、新しい発見や注意すべき点が見えてきました。離乳食の開始の時期についての説明では、従来のリスク説明はもちろん、新しいリスク情報もあり、子育てに関する考え方は数年でどんどん変化(進化)していくことも実感しました。
 
 
子どもの食事時は、保護者にとっては汚されたり散らかされたりで、大変な時間でもあります。そういった親にとっては大変な子どもの行動が、成長や発達に重要な役割を果たしていることはある程度知られていますが、保育ママに求められるのは、「保護者にその重要性を説明できるようになること」のようです。自分自身が理解することと、他人に理解させることは、全く別のスキルです。いつも保育ママ研修の講義では「保護者」というキーワードがたくさん出てきます。子どもを保育することのみでなく、保護者も支援し、社会全体で子どもを育てる、ある意味保護者も育てるという感じでしょうか。家庭的保育の奥深さを感じます。
 
 
保護者が作る料理についての指導の仕方も学びました。どういう言い方で、不安を与えずに説明すればいいか、具体的な会話のシュミレーションをしながら説明がありました。とてもイメージしやすかったです。講義ではありますが、より実践に近い印象を受けました。
以上は講習の一部を取材したものです。
■研修実施者
東京都福祉保健局 http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/
公益財団法人東京都福祉保健財団  http://www.fukushizaidan.jp/index.htm/