働きながらの子育てをサポートする 葛飾区保育ママ情報

これから保育ママになる人で、保育士資格が無い人は認定研修(講義40時間、演習48時間、

実習20日間)を受けます。その講義の様子を取材してきました。
(2016年10月31日取材)

AM
9:26

認定研修
■永田陽子先生の講義がスタート
発達心理学など保育に関わる理論的な知識を、自らの経験を交えながらわかりやすく解説。
先生の優しく語り掛けるような講義はどのテーマもすっと頭に入ってきて、現場での状況が
想像できました。
 
■テーマは「子供の健康管理」
健康とはただ“からだが病気ではない状態”ではありません。精神的・身体的・社会的にも完全に良い状態が健康を導きます。今回は子どもの健康を主にこの3つの視点から考えていきました。
 
■変化する子供を取り巻く環境
小さい頃で遊んだ場所を書き出すグループワーク。山、川、空き地など昔遊べた場所は時代と共になくなってしまいました。こうした環境の変化が子どもの遊び方や成長にも影響しているそうです。
環境の変化によって失われたのは“集団かつ多世代で遊ぶ機会”。この中には上下関係の形成や知恵の伝達、工夫や我慢など、子どもの成長において大切な要素がたくさん集約されていたそうです。テレビゲームで遊ぶ子どもの脳はあまり活性化していないことも研究で明らかになっており、ゲームやアプリなど便利な機器に頼りすぎるのは危険だと先生は警鐘を鳴らします。
 
■エリクソンの人格発達段階
発達心理学の基礎であるエリクソンの8つの人格発達を子どもの行動や考え方の特徴を通して具体的に解説。それぞれの発達段階において子どもに接するコツは、非常にうなづけるものがありました。
特に子どもの心の成長に大切なのは、第3段階の幼児期後期。この時期は“勝ち負け”を経験することにより、自分の弱さを認識する過程なのだそうです。そして、弱い自分に直面したことにより、悔しい、頑張ろうという努力をして目標を達成する喜びを子どもは知っていきます。このプロセスを経なければ、失敗を怖がったり、挑戦を拒んだりする方向に成長してしまう
ことも懸念されます。

 

 
■行動に表れる子どもの心の動き
成長していくにつれ、子どもによっては生活習慣や行動などに問題が表れてくる場合があります。そういった場合、行動から子どもの心の状態を読み取っていくことが大切です。
子どもの問題行動をやめさせるためには、頭ごなしに注意をするのではなく適切な行動を習得できるように導いていくことが鍵となります。注意の割合を少なくし、行動の肯定、褒める、実況などを交えながら、できるだけ否定的にならないよう表現することを意識します。子どもの愛着は否定されると育ちにくくなります。人との心地よい関係性の中で正しい行動を身に
着けていくことが重要です。
 
以上は講習の一部を取材したものです。
■研修実施者
東京都福祉保健局 http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/
公益財団法人東京都福祉保健財団  http://www.fukushizaidan.jp/index.htm/